前回の記事では、
「しつけ」ではなく「授ける」という考え方について、家事を中心に書きました。
「授ける」という考え方についてはコチラ(52記事目)
では実際に、
子どもに家事や役割を「授けていく」とどうなるのか。
今回は、わが家で実際にやってみて感じた
子どもたちの変化についてお伝えします。
特別なことはしていません。
小さなことを「授け続ける」ことの積み重ねでしたが、
確かな変化を感じることができました。
・子どもとの関わり方に悩んでいる方
・何を任せればいいか迷っている方
の参考になる内容だと思います。
また、自分自身の家事について考える機会にもなると思います。ぜひご覧ください。
あくまで一つの家庭の実体験として、参考にしていただければと思います。
このブログは、家族の家事をやるようになって20年、
人生が大きく変わり、楽しく続けている50代の私(ototen)が、
家事にあまり関わってこなかった男性や、
「少しやってみようかな」
「やってみたいけど、何からやったらいいかわからない」
と思っている方に向けて書いています。
家事の他、子どもとの関わりや生活術なども書いています。
最初は「できない」が当たり前
最初は、もちろん何もできませんでした。
自閉傾向で、引っ込み思案の長男、
多動傾向で、すぐキレる次男、
「授ける」を意識するようになる前は、子どもたちの特性に対しての理解もなく、
・うまくできない
・途中でやめる
・やりたがらない
そんな子どもたちの様子に、よく苛立ちを感じていました。
「嫌やったらもういいわ!」怒鳴る私
悲しい表情の長男
怒って泣く次男
2人ともまだ小学生だったとはいえ、
「もっとできるようになってほしい」
「早くできるようになってほしい」
「しつけよう」「教えよう」と焦るばかりでした。
ですが、
・自分で生きる力を身につけてもらう
・「しつける」でもなく、「教える」でもなく、「授ける」
できる限りそう意識して関わるようになり、伝え方、教え方を変えていきました。
子どもたちの性質をできるだけ理解した上で、
すぐにできなくて当たり前、
その上で、できることや役割を、ほんの少しずつ「授けて」いく。
そう考えるようになりました。
今振り返ると、この「できない状態」がスタートだったからこそ、変化が見えやすかったのだと思います。
小さな役割を「任せる」
特に最初に意識したのは、
「手伝ってもらう」ではなく
「任せる」ことでした。
・洗濯物を干す
・配膳をする
・新聞を取りに行く
どれも小さなことですが、
できるだけ任せて、
「これは自分の役割」
と感じられるようにしました。
任せる時には、昔知ったこの言葉を意識しました。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ
実家で、父が使っていた湯呑に書かれていた言葉です。
人材育成の名言として知られているようですが、
子どもに「授ける」のにも通じると感じました。
・最初に一緒にやって手本を見せる
・ポイントや注意点を具体的に伝える
・見守りながら、自分でさせてみる
・完璧でなくても、できた点を褒める
最初はうまくできなくても問題ないと考えるようにしました。
父の湯呑を思い出しながら、子どもたちに「授ける」を意識して関わり続けました。
少しずつ見えてきた変化
続けていく中で、子どもたちに少しずつ変化が見えてきました。
・自分から動くことが増えてきた
・「やらされた」という様子が減ってきた
・「ありがとう」に嬉しそうに反応するようになってきた
特に印象的だったのは、 「自分の役割」「役に立った」 と感じていそうなことでした。
これは、言葉だけではなかなか伝わりにくい部分だと思います。
どれも小さな変化ですが、確実に以前とは違う反応になっていきました。
長男・次男それぞれの変化
子どもたちには、それぞれの得意分野ができたようです。
長男は、 中学生になってから、自分でお弁当の準備をするようになりました。
冷蔵庫にある昨日の残りを入れることから始め、自分で好みの冷凍食品を買ってきて用意したり、朝に卵焼きやウィンナーを焼いて入れるようにもなっていました。
次男は、 お菓子作りを通して「食べてもらう楽しさ」を感じているようです。
私が使っていたレシピ本を見ながら、時々「どれが食べたい?」と聞いてから作ってくれるようになりました。
どちらも、 やらせたというより
「自分がやりたい」
「できるようになっていった」
という印象です。
土台として「授けた」家事や役割が、
それぞれの得意に繋がったのではないかと感じています。
うまくいかなかったこともあった
もちろん、すべてうまくいったわけではありません。
・やらない時もある
・続かない時もある
・こちらがイライラする時もある
ですが、 「やらせる」から「授ける」に考え方を変えたことで、 少し余裕を持って関われるようになりました。
こういった部分も含めて、自身の家事でもそうでしたが、
「完璧を目指さない方が続く」と感じています。
「授ける」はすぐに結果が出るものではない
もちろん、すぐに大きく変わるわけではありません。
ですが、
・小さな変化
・少しの成長
これを「授ける」を意識しながら子どもたちと一緒に積み重ねていくことで、 気づけば大きな差になるのではないかと感じています。
まとめ
子どもに何かを「授ける」というのは、
特別なことではありませんでした。
日々の中で、
・関わる
・任せる
・見守る
この繰り返しでした。
具体的な方法は、父の湯呑の言葉「やってみせ、言って聞かせて…」を元にした、
・最初に一緒にやって手本を見せる
・ポイントや注意点を具体的に伝える
・見守りながら、自分でさせてみる
・完璧でなくても、できた点を褒める
でした。
すぐに結果が出るものではありませんが、
小さな変化を積み重ねていくことと、
自分がその小さな変化に気づくこと
確実にお互いの成長につながっていくと感じています。
特別な方法ではなく、
日常の中でできることばかりです。
まずは一つ、
「授ける」を意識しながら、できそうなことを任せてみる。
自分も子どもたちも、
そこから少しずつ変わっていくと思います。
自分を育てる「育自」という考え方についてはコチラ(51記事目)


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